前節(明治安田J2第38節)の徳島戦(3○0)で負傷した鈴木惇だがその影響もあって今節、横浜FC戦の出場は不透明の状況に。井原正巳監督も今節の不在を覚悟したうえで「うちで一番、点を取っている選手だし、アシストもそうだし、その選手が出られないとなるとチームの攻撃のところは非常に影響はあると思いますけどそれはしょうがないこと。それを逆に違う方向に変えていきたい」と話した。
一方で代わって先発の座が巡ってきそうな中原秀人は「これまでの結果は惇さんとスエさん(末吉隼也)が作り上げてきたもの。惇さんのところが自分に代わるので比較もされるし、そういう目で見られる。負けてしまえば自分の責任ということになる」と強い決意を示していた。自動昇格、そして、優勝も見えてきた残り4試合で巡ってきた先発のチャンス。けが人が出てもチーム全体で乗り切ったのが今季の福岡。中原秀もまた、その役割をしっかり果たしてくれるはずだ。
(福岡担当 杉山文宣)
2015/10/30 19:33