前節・横浜FC戦で決勝点を挙げた堤俊輔。これがプロ8年目にして記念すべき初ゴールだった。得点の場面については「自分の前のスペースが空いてそこに走ったら(中原)秀人のボールが入ってきて。とにかくGKの前でコースを変えようと思いました。あそこを狙ったわけじゃなくてとにかく当てる感じで上手く入ってくれてよかったです」と、自ら解説してくれた。
ここ数年は本来の持ち味を発揮し切れない日々が続いていたが、今季は「コンディションが良いのが大きい」と安定したプレーを見せている。横浜FC戦では右SBでプレー。今季はCB、左SB、ボランチですでにプレーしており、もはやチームにとって欠かせない存在感を示している。「いろいろなポジションで起用されるのは監督の信頼が高いからでは?」という問いにも「そんなことないです」と謙遜。「ゴールもうれしいけど無失点で勝てたことがもっとうれしい」と、守備の選手らしく完封勝利に笑顔を見せた。
(福岡担当 杉山文宣)
2013/05/07 17:49