明治安田J2第37節千葉戦は、兵働昭弘にとって初のフクアリへの凱旋試合となる。
「どの試合も大事だが、正直やはり他の試合とは違う。3年間お世話になったチームとの対戦だけに、いろんな感情が出てしまうと思う。そこをいかに冷静に集中していつもどおりのプレーが出来るか」
実は千葉との初めての古巣対戦となった第19節のホーム戦の前にも、口では「いつも平常心」と言いながら「ヒョウさんは2週間前からテンションが高かった」とチームメートに証言された過去がある。
「フクアリはアウェイチームにとっては難しい会場。サポーターとの距離が近く、人数も多いし、試合終盤には大声援で盛り上げて後押ししてくれる。自分が千葉にいた頃、アウェイチームはやりづらいだろうなと思っていた」
そう振り返るフクアリで、昇格を目指す千葉と残留の懸かる大分の、立場は違えど瀬戸際同士の戦い。12年にともに千葉で戦った荒田智之と、今季は大分の選手として、思い入れ深いピッチに立つ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/10/16 19:23