一昨季に降格を経験した場所であり、昨季は優勝を決めた地でもある味の素スタジアムで、今節(明治安田J1・2nd第14節)はFC東京と対戦する湘南。前節の山形戦(0●1)に敗れたことで、いまだ残留を決められていないが、今週は何としても勝ち点を奪い、来季のJ1の権利を得たいところだ。
そんな味スタでの戦いを前に、選手たちはいろいろな思いを胸に抱いている。一昨季の降格した試合でピッチに立っていた古林将太は「自分が最後スライディングして、それをかわされて入れられた印象がすごくある。そういう思い出が強くある場所だし、そこで残留を決めたいという思いはすごく強い」と、過去の悔しい思いを払しょくしたいと話す。
一方で、そのピッチに立てなかった遠藤航は「けがもあって出られない悔しさや、やり切れなさがあった」と当時を振り返りながら、「湘南にとっては縁のある場所だし、前節で決められなかったので、まずは勝って残留を決めたい」と、今節での残留決定を見据えている。
いろいろな思いが交錯する味スタのピッチで、湘南らしい戦いを披露し残留を決めたい。
(湘南担当 林遼平)
2015/10/16 19:27