田坂和昭監督はこう言った。
「こういうときこそ前向きに」
J1残留かJ2降格か、それはサッカー人生に大きく関わる。それを監督として経験している田坂監督の言葉は重い。チームは2年連続残留争いに巻き込まれているが、昨季がそうであったように、モチベーションの維持は大事な部分になる。
今週は非公開練習を3日間に増やして、サッカーに集中させた。そこで、ミーティングも繰り返している。戦術面での部分も多いが、メンタルの部分でも選手たちに説いているようだ。
「同じことをやるにしても、前向きにやるのと、ただこなすだけでは人生は大きく変わる。君たちがやっているのは『作業』ではなく『仕事』だ。仕事は前向きにやれば達成感が出る」
この言葉は記者を生業としている私にとっても身につまされる言葉だ。今節・広島戦の試合後、勝利の原稿を書いて達成感を手にしたいと思った。
(清水担当 田中芳樹)
2015/09/25 19:48