明治安田J1・2nd第9節・松本戦(2△2)ではキム・ボムヨンの豪快なミドルシュートが決まったが、この場合、石﨑信弘監督はゴールを決めた本人よりも陰でサポートした選手に光を当てる傾向がある。
「(クロスを上げた)ちゃみ(宇佐美宏和)にボールが出たときに、(中島)裕希がダイアゴナルに走ってんだよ。それに対して相手がついていった。だからボム(キム・ボムヨン)のところが空いたんだよ。あれ、裕希じゃないとああいう動きができないんだよね。ほんとにすごい勢いで走ってる」
そんな経緯を踏まえ、中島裕希に「ナイスアシスト!」と声をかけてみたが、本人がややキョトンとしたのは、「ただ、そこ(ニア)でボールが欲しかった」という思いがあったからだった。
最近では流れを変える切り札として起用されているが、次は古巣・仙台との対戦。「ダービーはサポーターのみなさんも楽しみにしていると思うし、自分自身も熱い思いはある。勝ててないので、ぜひこのホームのダービーで勝って、次につなげたい」と勝利を誓った。
(山形担当 佐藤円)
2015/09/25 19:47