25日の練習後、雨が降る肌寒い気温の中でアン・ビョンジュンは居残り特訓を行っていた。スタッフとGK陣に協力してもらい、ひたすらネットにシュートを打ち込む。しかし、遠巻きから見てみると、ボールの軌道がいつもと違う。何をしようとしているのかと思い、もう少し近づいてみると無回転シュートを放っているのが確認できた。
練習後に話を聞いてみると、「元々打っていて、今も引き続き練習をしている。確率がその日によってばらつきがあるので、もう少し精度を上げたい。高校ぐらいの時に(元ブラジル代表の)ジュニーニョ・ペルナンブカーノや(元イタリア代表の)ピルロ(ニューヨーク・シティ)が蹴り始めているのを見て、自分も真似して蹴ってみたのがきっかけです」とのこと。FKで打つ可能性に関しては、「チャンスがあれば打ちたい」と意欲を見せてくれた。中村太亮や水野晃樹など優秀なキッカーが揃う中で、アンのブレ球が新たなオプションになる日も近いはずだ。
(千葉担当 松尾祐希)
2015/09/25 19:50