前節・湘南戦は後半アディショナルタイムに追いつかれ、1-1のドロー。リーグ戦の連敗を止めたという表現もできるが、終了目前で勝ち点2を失ったことも事実。特に後半に幾度かあった決定機を逃したことが響いた。
その試合で途中投入され、81分にはボール奪取からの巧みな抜け出しで1対1の好機を作った阿部吉朗。しかしシュートは「技術的なミス。足にミートし切れなかった」と本人の言葉どおり、枠を外れた。
「外したことは後悔もしますけど、あの瞬間はベストを尽くした。あとは自分の技術の問題なので、次、決めるためにも練習します。練習でやってきたことが本番で出せることが一番ですから。本番でできないなら、練習するしかない」
この悔しさを次の機会に活かす――。“最後の一花”を咲かせるため、新天地を求めたチーム最年長選手。しかし、さらなる成長へ歩みを止めるつもりはまだないようだ。
(松本担当 多岐太宿)
2015/09/18 18:49