左足かかとを負傷していた山瀬功治と右ハムストリングを痛めていた和田篤紀。ともに7月から戦列を離れていた2選手が、16日の全体練習に部分合流した。和田はアップを兼ねたパス回しとフィジカルトレーニングに参加。山瀬は、その後に行った5対5のパス練習にも加わった。
合流初日とあって、「基本的なことしかしていない。フィーリングとかはまだ分からない」(山瀬)、「ボール回ししかしていないので、なんとも言えない。体力的には全然ダメ」(和田)と、まだ手ごたえは感じられない様子だが、時おり笑顔を浮かべながら、ボールの感触を確かめるように汗を流していた。
リーグ戦も残り11節となった現在、チームは19位と苦しい順位にいる。焦りはないか和田に尋ねると、「いまは負けていないし、雰囲気も悪くない。復帰すればチャンスは絶対に来ると思っている。早くチームの力になりたい」との答えが。さらに、「今月中には完全に復帰できると思う」と、早期の復活に意欲を示している。
一方の山瀬は、「8月以降無敗と言われるが、負けてはいないけど勝ててもいない。降格圏から離れたわけでもない。残り試合も少ないし、1試合1試合に集中すべき。エネルギーや思考は、すべて次の試合のためだけに使ったほうがいい」と、ベテランならではの厳しい視点でチームの状態を評している。
(京都担当 川瀬太補)
2015/09/16 16:52