Jリーグヤマザキナビスコカップの準々決勝第1戦・名古屋戦では、遠藤保仁ら主力を温存。前日の非公開練習で急きょ、選手たちに落とし込んだ新布陣が攻守両面に機能性の高さを見せた。
一見すると長谷川健太監督が清水時代に好んだ[4-3-3]に見えたフォーメーションだが「[4-3-1-2]で前線は流動的。相手の3バックに対するプレスの狙いもあった」と指揮官はその狙いを明かす。「本当に時間を追うごとによくなっていたし、切り替えも速かった。押し込む時間も長いし、くさびが入った後の3人目の動きとか、ベストメンバーの最近の試合より全然、いいんじゃないかという試合をしてくれた」(長谷川監督)。
そんな新布陣は、代表組が復帰したあともオプションの一つにしていきたい考えだという。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/09/06 07:00