8月29日の天皇杯1回戦で流通経済大学にPK戦の末に敗れた(0△0、PK戦3●4)栃木は、今週6日に群馬とのトレーニングマッチは予定しているものの、シーズン中に2週間ほど公式戦を戦わない期間ができることになった。
ただし、倉田安治監督が「めったにとれる期間ではない」と前向きに捉えているとおり、今週のトレーニングではやや練習強度を高めて、普段ならばできないような調整の仕方を試すことができていた。
前述の流通経済大学戦では4試合ぶりに公式戦に出場して失点ゼロ、PK戦でも1本セーブしたGK桜井繁は「天皇杯は決めるべきところを決めないと難しくなると再確認できた試合。この2週間で十分に心の整理はつけられるし、次の(明治安田J2第31節・)C大阪戦に、チームとして個人としてもっと戦える状態に持っていきたい」と話す。
大混戦となったJ2残留争い。選手たちは残りのリーグ戦12試合に待ち受けるだろうタフな戦いに向けて、ここぞとばかりに鋭気を養っている様子だった。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/09/05 19:26