「ボルトはすごいねぇ」。『世界陸上』を見ている北野誠監督。昨日はウサイン・ボルト選手が200メートルで大会4連覇を達成し、100メートルに続き今大会2個目の金メダルを獲得した。
その中で北野監督が一番見応えがあると話したのは「競技が始まる前」。サッカーでも“入りが良かった、悪かった”という表現が頻繁に使われるが、確かに競技前の選手のルーティンや集中して自分の世界に入り込んで行く姿には引き込まれるものがある。
世界陸上談義が続く中、横を通りかかったのはGKの清水健太。北野監督はおもむろに「GKも独特ちゃうん?」と質問。清水は「うーん、特に意識はしてないですけど、同じ時間にストレッチを始めたりはしますかね」と回答。無意識かもしれないが、周りから見ていると清水は試合日が近づくごとに表情が変化しているように見える。一週間かけて徐々に入り込んでいく姿は、世界陸上の競技前に通ずるものを感じる。
(讃岐担当 柏原敏)
2015/08/28 18:02