いかつい坊主頭のコワモテで怖れられている吉坂圭介GKコーチ。その背格好が最近、エヴァンドロに似ていると話題になった。おかげで鈴木義宜は命を落としかけたという。
あるアウェイ戦からの帰途、空港の売店で商品を眺めていた鈴木の前を、エヴァンドロが横切った。「俺が土産を見てるのに前を通るのかよ」とばかりに、鈴木はいつものノリでエヴァンドロのミゾオチに鉄拳をネジ込んだ。
だが、いつもとは微妙に異なる感触に目を上げると、ミゾオチに拳をめり込ませながら鈴木を見下ろしていたのは、なんとエヴァンドロではなく吉坂コーチだった。その瞬間、鈴木が死を覚悟したことは言うまでもない。
吉坂コーチの温情により生還した鈴木は「だって焦点は商品に合ってるから間接視野になるじゃないですか!」と必死で言い訳したが、この武勇伝はすでに伝説となっている。
ちなみに鈴木も吉坂コーチも柳田伸明監督に「ヨシ」と呼ばれており、今日も同時に振り返っていた。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/08/13 19:09