前節(明治安田J2第27節・熊本戦/0●2)の終了間際、交代枠を使い切った状態でGK桜井繁が退場し、窮地に陥った栃木は、CBハン・ヒフンが一度はGKグローブをはめたものの、ベンチから「それではCBがいなくなる」と急きょの指示で右SB荒堀謙次がゴールマウスに入った。
場面は0対1で迎えた相手のFK。「何とか止めようと思った」という荒堀だが、相手キッカー嶋田慎太郎のキックは「あの日一番のコースじゃないですか?(苦笑)」と身長168センチの荒堀がジャンプをしても届かない、いわゆる”神様コース”を通されてゴールイン。2点差とされて万事休した。
荒堀は熊本戦を振り返り、自身の際どい直接FKも含めて「決めるべき(ところ)を決めないといけない試合だった」としながらも「守備は試合を重ねるごとに良くなっているし、余裕が出てきている」と手ごたえを感じている様子。
次節の7連勝中の首位大宮戦に向けては「何としても勝ちたい」と意気込んでいた。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/08/06 07:00