今季の村上和弘は負傷の影響で、8月5日現在で公式戦の出場はJリーグヤマザキナビスコカップ第7節・川崎F戦(1△1)のみだが、苦しいときにチームを盛り上げたり、厳しい指摘で雰囲気を引き締めたりしている。
5試合勝ちがないチームの中で「仙台は良いときには、チームとして我慢すべきときに我慢して巻き返してきました。できないことじゃない」と感じている村上。そんな彼だからこそ「僕にできることの一つが、それぞれが責任を持って集中力を維持できる状態に持って行くため“しゃべる”こと。コミュニケーションをしっかり取って連係を深め、自らを苦しめるようなミスを減らさなければいけない」と味方に積極的に声をかける。
その村上は、5日の練習試合・仙台ユース戦(40分×3本、合計9○1)では、終盤に出場して約30分間プレー。「しんどいところで集中し、我慢できるように」味方を鼓舞し、終了間際には自ら鮮やかなゴールを決めて試合を締めくくった。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/08/05 18:01