第14節・千葉戦(1△1)前、けが人がいたこともあり、嶺岸佳介に今季初先発の可能性が浮上していた。
当時メンバー入りが続いていた嶺岸は「メンバーに入りさらに意欲が沸いてきた。チャンスをモノにしたい」と期待に胸を膨らませたが、結局先発はなく、その後も出場機会は訪れなかった。
前節・京都戦(1●3)、嶺岸はついに今季初先発を飾る。それは彼の明治安田J2デビュー戦でもあった。「しっかりゲームに入れたが、初出場でちょっと硬かった。変なプレッシャーを感じていた。パス1本の質を上げ、ミスを減らしてもっとチャンスを増やさないといけない」。フル出場によって手ごたえを感じ、これからの課題も見つかった。
デビュー戦を勝利で飾ることはできなかったが、「もっともっと良い準備」の積み重ねで辿り着いたスタートライン。具体例として「食事の量と質。栄養バランスも徹底するようになった」。
「戦うことを意識して積極的にやる」
早くも次へ向け、嶺岸は闘志を燃やす。
(金沢担当 野中拓也)
2015/07/01 18:21