シュート23本を放ちながらも、シンガポールのGKイズワンの前にスコアレスドローに終わった日本代表。16日に行われたW杯アジア2次予選の初戦をベンチで見続けた東口順昭は「日本側としては悔しい」と当然の感想を口にしたが、同時に守護神目線で相手の奮闘に刺激を受けていた。
「神がかっていましたよね」とイズワンの好守を素直に讃えた東口。同じGKの立場からすれば、「ああいう試合で勝ち点1を持ち帰ることが出来るのはGKの醍醐味。あの舞台で出来るのは(メンタルが)強い選手だから」と相手守護神を誉め称えた。シュートを打ちまくられる展開は、特に燃えると公言するのがG大阪の背番号1は、ベンチで過ごした90分で大きな刺激を得たようだ。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/06/18 07:00