横浜FCが大宮と戦う(明治安田J2第19節)のは、07年以来のこととなる。その8年ぶりの大宮戦を誰より楽しみにしているのが、“ハマのプリンス”こと内田智也だ。内田は08年から10年まで大宮でプレーした。とはいえそれも5年前のことで、「知っている顔もだいぶ少なくなりました」と、ようやくめぐってきた古巣対戦にも少し寂しげ。むしろ「監督に会うのが一番楽しみです(笑)」と、内田は屈託なく笑った。
大宮の渋谷洋樹監督は09年まで大宮でコーチを務め、その後10年から甲府でコーチとなり、11年には大宮から甲府に移籍した内田を再び指導している。細やかな気配りで選手と接する、面倒見の良い兄のような性格だけに、内田が「一番楽しみ」というのも自然なこと。「渋谷さんに土を付けたい。大宮の調子が良いから、なおさら叩きたいですね」と、今は古巣の監督となった“懐かしの兄貴分”に恩返しを誓った。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/06/17 19:43