10戦負けなしと好調を維持する大宮だが、その10戦の間に喫した失点はわずかに『2』。一つはカウンターから、もう一つはセットプレーからで、守備組織を崩された失点は一つもない。最近は流れるような攻撃がクローズアップされることも多いが、堅実な守備が快進撃の下支えとなっているのは間違いない。
CBとして安定したパフォーマンスを続ける河本裕之は、守備への手ごたえを認めつつも、「ラッキーな部分もある。もっと締めてやっていきたい」と改善に余念がない。今節(明治安田J2第18節)・栃木戦では阪野豊史へのロングボールが警戒ポイントの一つになるだけに、「はじくほうもある程度の狙いを持ってはじけているし、拾ってくれるほうも『このあたりかな』という感じで先に反応してくれている」(河本)という守備対応で先手を取りたい。
神戸でともにプレーした松村亮については「ペナルティーエリアに入ってきたら厄介になる」と警戒した河本。“後輩”封じも重要なポイントだ。
(大宮担当 片村光博)
2015/06/12 19:51