今節、アウェイで戦う京都について選手たちは、当然ながら元所属選手でもある大黒将志の名前を口々に挙げたが、そこに警戒を集中させると厄介なのが、京都の誇るユース出身サイドハーフの存在だ。駒井善成と奥川雅也について、「ドリブルもできるし、パスもできる。いろいろなことをしてくると思う」と、左SBの中島崇典は、「周りの選手とうまく連動して、組織的に守りたい」と気を引き締めていた。
この試合、ザルツブルクに移籍する奥川にとっては京都でのラストゲームとなる。対峙する形になりそうな右SBの市村篤司は、「映像は見たけど、若い選手で今までやったことないので…」と、コメントを求められて少々困り顔。「この歳になると、どんどん若手が出てきて、海外に行ったりする(笑)。僕も彼らに負けないように頑張りたい。まずは勢いに乗せないようにしたいですね」と、ベテラン31歳はコメント。経験豊富な力をもって、奥川を抑え込めるか。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/06/12 18:46