横浜FMのMF熊谷アンドリューが3日のJリーグヤマザキナビスコカップ第7節・山形戦で今季初ゴールを決め、2-0での勝利に大きく貢献した。
熊谷のゴールはルーキーイヤーの12年にJ1第26節・鹿島戦(2○1)で決めて以来で、悶々とした日々にようやく終止符を打った。12年はユース出身の高卒ルーキーとしてリーグ戦10試合に出場し、その後の飛躍が期待されたが、13年はリーグ戦4試合の出場にとどまり、14年は1試合も出場できなかった。
そして14年夏に当時J2の湘南へ期限付き移籍し、出場機会を求めた。今季から再び横浜FMに戻ったが、ここまでのリーグ戦出場は0試合。しかし山形戦のゴールで吹っ切れた表情を見せた。「もうナビスコカップはない。あとはリーグ戦で結果を出すしかない。五輪代表もあきらめていないから」。熊谷にとって本当の戦いが始まる。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2015/06/05 20:16