古巣戦となる中村北斗と同じように泉澤仁との対戦を意識しているのが酒井宣福だ。泉澤が新潟ユースに所属していたこともあり、面識があるという。対戦した経験もあるようで「仁くんは高校のときからドリブルがキレキレだった。対戦したときはチンチンにされた」と当時を振り返っていた。しかしながら、当時の二の舞を演じるわけにもいかず「今回はやり返しますよ」と泉澤へのリベンジも誓っていた。
今節は首位・大宮との一戦になるが酒井は今季、磐田、C大阪という強豪から決勝点となる得点を奪っている、いわば上位キラー。その話を振ると「去年は弱いものいじめ(下位からの得点)でしたからね。上位チームから得点を奪えば、周りにもインパクトを与えられる」と大宮からの得点も虎視眈々と狙う。「不敗記録に追われて緊張する必要もなくなった。吹っ切れた気持ちで臨める」と酒井は極めてリラックスした表情で練習場をあとにした。
(福岡担当 杉山文宣)
2015/05/29 09:52