「次はナビスコですけど、負けられないので。負けたら上がれないと思うので、リーグと同じ気持で勝ちにいきたいです」
険しい表情で水曜日(27日)のJリーグヤマザキナビスコカップ第6節・横浜FM戦に向けて語っていたのは、直近の公式戦3試合で3得点と波に乗っているFW、杉本健勇。真剣な面持ちでこの話をしていたのだが、ある話を振ると、一気に表情が和らいだ。
それは、自身のリーグ初得点の地について。杉本が2年目のシーズン、C大阪時代に初ゴールを決めたのは水曜日の会場であるニッパツ三ツ沢球技場。この話題になると「次ニッパツですか? 知らんかった!」と驚き、笑顔に変わった。
「ニッパツはユースで優勝もしているところだし、いいイメージがあります」。2009年のクラブユース選手権でも優勝を勝ち取った場所でもある。思い出が詰まる地で、”覚醒”が本物であることを証明してほしいものだ。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2015/05/27 07:00