大榎克己監督は神戸と対戦するにあたり、「ネルシーニョ監督は相手の良さを消してくると思う。システムを変えてきたりするので、どう来るか分からない。試合中に変えてくることもある」と、ネルシーニョ監督と対戦する難しさについて話した。
清水は第8節・山形戦(3△3)から3バックを採用し、現在まで3戦連続引き分け中。山形戦では終盤の9分間で3失点してしまったが、そこまでの85分間は3-0とリードする展開を作った。また、その翌節の柏戦(0△0)では粘り強く守り、リーグ第2節・新潟戦(0△0)以来の完封試合を演じた。前節・鳥栖戦(2△2)ではその都度追いつかれたものの、2度リードするという見せ場があった。3バックは試行錯誤を繰り返しながらも、新しい戦術としてフィットしつつある。
そして、今節――。
「今までのシステムだと相手のシステムと当たってしまう。そこをお互いがどう外していくのかという勝負になる」
また難しい相手を迎えることになった清水。リーグ開幕戦以来の勝利を目指し、この戦いに大榎監督はどう挑むか。監督同士の対決も楽しみだ。
(清水担当 田中芳樹)
2015/05/09 07:00