関塚監督にとって今節(明治安田J2第8節)・磐田戦は、約半年だが在籍した『古巣』との対戦となる。13年6月、不振にあえいでいた磐田の監督に就任するが、チームを上昇させることはできずJ2降格を味わった。磐田は監督続投を要請したが、「責任は大きい」と関塚監督はこれを固辞。そして14年7月、千葉の監督に就任したのだった。
磐田との古巣戦は既に昨年の第39節に済ませている。そのときは千葉も磐田もプレーオフ圏争いの渦中にあり、千葉はホームで2−2と引き分けた。しかし今回はまだこの時期とはいえ、3位(千葉)と首位(磐田)、それも勝点2差の首位争いだ。いつも冷静な関塚監督もこの状況に、「もう、大一番ですね!」と声を弾ませた。「磐田はやはり力のある、そして歴史のあるクラブとしてリスペクトしている。短い期間だったが一緒に(残留を)目指しながら戦ったチームであり、仲間ですしね。いまは(チームは)変わったが、目標に向かってお互いに戦いたい」と、古巣相手に正々堂々の真剣勝負を誓った。
(千葉担当 芥川和久)
2015/04/24 07:00