今季新加入の加藤弘堅は明治安田J2第5節の東京V戦(0●2)で今季初出場を果たすと、第6節讃岐戦(2○0)、第7節栃木戦(4○2)と3試合連続でフル出場。ここ2試合はテンポの良い配球と、激しく粘り強い守備で勝利に大きく貢献した。そんな加藤にその3試合をプレーした感想を聞いた時に印象に残ったフレーズがある。それは「良い時にこそ反省をすべき」。これが出たのは讃岐戦を振り返った際のことだった。
「危なげなく2-0で勝ったから喜んで良いのだが、3点目が取れたんじゃないか、そのためにどうすべきだったのか。そうやって反省することが成長につながるんだと思います」
そこで言う「成長」とはチームとしてのものであり、自身のそれでもある。つまり、自分は先発が続いている今だからこそ反省や課題を大切だと思っているということ。彼が感じている課題とは「最後の(プレー)精度にこだわり続けること」なのである。
(北九州担当 島田徹)
2015/04/16 17:01