開幕から3試合を消化して勝ち星がないものの、一定のゲーム内容を見せている栃木。
チームの舵をとる本間勲は「内容が良くて勝てないよりも、内容が悪くても勝つ試合をしていかないと昇格は難しくなる」と気を引き締めつつ「ただ、下を向く必要はまったくない」とチーム状態への手ごたえを口にする。
「前節(明治安田J2第3節・千葉戦/1△1)も失点直後に選手たちで声を掛け合えていたし、いくぞ! という雰囲気があった。いまは自分たちの良さを出せばゴールが奪えるという自信がみんなのなかにあるので慌てずに戦えている」
勝ち点3を奪い獲るために必要なものは、という問いには「守備でいえば、ボールへあと一歩寄せる執着、勝ちたいという気持ちを出すことが大事。それは普段の練習から出せていないと出せないものだが、いまはボールへの激しさも十分にあるし、試合の状況に近い質の高い練習ができている」とコメント。待望の初勝利への機運が高まっているのは確かだ。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/03/28 07:00