3試合を終えて、チームの課題が徐々に明確になってくる時期を迎えた。いくつかある課題の中で、今週のトレーニングで重点的に改善を図られたのが“裏への意識”の低さだ。
渋谷洋樹監督は「いまのわれわれの問題点として、(最終ラインの裏に)蹴るということを悪と思っている部分があるのかなと。失うことが悪になってしまうと、相手にとってイヤなことができなくなる」と指摘。1週間のトレーニングをとおして「まずは裏」という意識を再確認した。
FWとして裏へのランニングをさらに求められる富山貴光は、「まず裏を狙うことが重要。そこで相手が引いたときにいかにボールを回せるか。良い形がたくさん出せるように、ランニングも足元で受ける動きも、もっと周りの動きを見てやっていきたい」と前向きに取り組んでいる。前節(明治安田J2第3節)京都戦(2○1)では裏への動きから決定機を作っただけに、今節・札幌戦はより多くのチャンスを作り、今季初得点につなげたい。
(大宮担当 片村光博)
2015/03/28 07:00