23日、C大阪はJFL所属の奈良クラブと練習試合を行い、2-0で勝利した。前半から奈良クラブのペースで進んだ試合だったが、61分の沖野将基と阪本将基の同時投入以降、前線からの守備と縦への推進力が増したC大阪が一気に主導権を手繰り寄せた。得点も、その両者によるものだった。
練習試合も含めてプロ初得点となった沖野は、「うれしかったです(笑)試合前、(椋原)健太くんにも『練習試合でも決めれば次につながるから』と言われて、『じゃあ今日決めます』と言っていたんです。そうしたらアシストをくれました(笑)」と有言実行の得点だったことを明かした。
また、ここしばらく、ひざの痛みで別メニューが続いていた阪本にとっては復帰戦だった。「今日は、走る、前に関わる、といった自分のできることを全力でやろうと考えてプレーしました。時間は短かったけど、得意な形で得点も決められてよかったです」と明るい表情で話した。
開幕戦では西本雅崇がベンチ入りを果たしている。「マー坊が遠征に行く時は、頑張れよ、という話はみんなでしていました。でも、刺激になるというよりは悔しかった」(阪本)。普段は仲の良いルーキーたちではあるが、そこは競争の厳しいプロの世界。彼らの切磋琢磨は、一年間を通して続いていくだろう。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/03/23 18:16