新体制発表会から強烈なキャラの片鱗をのぞかせていた大屋翼だが、練習場での存在感も日に日に高まっている。全体練習後に横山知伸や和田拓也、富山貴光らとともに行うリフティングゲームもすっかり恒例となり、周囲との掛け合いもすでに鮮やかと言えるレベルだ。
ピッチ上でも左SBの即戦力として期待が懸かるが、神戸時代の2012年にJ2を戦い、昇格を経験している点は特に心強い。大屋は当時を振り返って「神戸ではシーズンに入るまであまり良い感じではなかったけど、初戦(徳島戦)に1-0で勝てた。自分たちのやりたいカウンターから1点取って、守備はゼロで抑えて、それが自信になった」と語り、開幕戦の重要性を強調した。
練習試合では芳しくない結果が続いているものの、大屋は「できる部分は増えてきている。焦っていないし、むしろ(開幕が)楽しみな感じ」と一定の手ごたえもある。金沢との大事な明治安田J2開幕戦に向けて、前向きに1週間の準備を進めている。
(大宮担当 片村光博)
2015/03/04 07:00