3日に発表されたU-22日本代表メンバーに、広島からは吉野恭平、野津田岳人、浅野拓磨の3選手が名を連ねた。2月のシンガポール遠征は選外だった野津田は「ホッとした」と笑顔を浮かべ、「久しぶりに入ったんで暴れてきたいなと思います」と意気込んでいる。
勝負の一年と捉えて迎えた今季は、「いいキャンプを送れた」確かな手応えがある。「早く試合をやりたい。楽しみです」と気をはやらせつつ、同時に危機感も抱いている。現時点で2シャドーの開幕スタメンに近づいているのは、16年目のベテラン・森﨑浩司と同期の浅野。「刺激を受けますね。(浅野には)負けたくない気持ちがもちろんある。もっと結果を求めてやっていかないといけない」と自分自身を叱咤した。
チームのレギュラー争いとリオ五輪の切符を懸けた戦い。二つの重要なタスクに挑む野津田は、「まずはチームで結果を残すことが一番大事。その先にオリンピックがある」と見据えた。
(広島担当 寺田弘幸)
2015/03/03 18:29