チームは29日のトレーニングで今季の全日程を終了。全員で軽く体を動かしたあと、毎シーズンの最終日恒例となっている、田坂和昭監督主催のミニゲーム大会「タサカップ」で、優勝賞金をかけてガチの勝負が繰り広げられた。
トレーニング後、解団式と記念撮影を終えた選手たちは、思い思いに解散。見学に来ていたサポーターたちの列が自然に駐車場までの花道となり、特に今季限りで大分を離れることが発表された選手たちとの名残りが惜しまれた。
2010年7月から3年半在籍した土岐田洸平は「思ったより長く大分にいることになった。大分のサポーターは温かく、いつもグラウンドに通ってくれる人も多かったので、自分も人見知りを克服できた」と感謝。
昨季、大分に完全移籍してきた木村祐志は「良いチームメートに恵まれて諦めずに戦う姿勢を学んだ。自分のプレースタイルは出せたとも思うが、まだまだ」と自身の課題に前向きな発言。
今季キャプテンとして献身的に組織をまとめた高木和道は「いろいろと残念。行きつけの温泉で温泉仲間がたくさん出来て楽しかった」と大分での2年間を振り返った。
サポーターの集まる光景に「絶対泣きますよ。普通に涙もろいから」と、解団式前から胸がいっぱいになっていた様子の木島悠を囲む人たちの輪は途切れることなく、泣き崩れる女性の姿も見られた。別れはいつもつらい。2014シーズンを戦い終えた選手たちは、来季へ向けて新たな一歩を踏み出す。
(BLOGOLA編集部)
2014/11/29 18:43