2日後に迫った磐田とのJ1昇格プレーオフ準決勝。リーグ戦での前回対戦(第41節)では2-0で勝利したが、石﨑信弘監督は「結果的には2-0で勝てたが、今回同じような形になるとは思えない」と、難しい試合になるとの見通しを一貫して崩していない。
そうした試合でカギになるのがセットプレー。右の宮阪政樹とともに、左の石川竜也のプレースキックも好調だ。26日に行われた天皇杯準決勝では狙いどおりのCKでキム・ボムヨンのヘディングゴールをアシスト。28日に行われたセットプレーの練習でも、高橋健二コーチが指示するゾーンへ精度の高いボールを送っていた。
「練習の感覚は試合でも結構出ることが多いので、そういうところは大事にしたい。セットプレーはいつも大事だけど、拮抗したゲームではもちろんカギになってくるので、チャンスになればいい」(石川)。抑えた口調に強い決意が込められていた。
(山形担当 佐藤円)
2014/11/28 18:52