スポーツは筋書きのないドラマである。
前節のJ1第32節・浦和との大一番では拮抗した試合展開の末、88分に佐藤晃大の劇的な先制点が生まれたが、この筋書きを見通していた「予言者」がチームにいた。
「ラスト10分ぐらいで試合に出て、点を取ることになるよ」。試合前、佐藤にこんな言葉を掛けていたのが藤春廣輝だ。「試合前に言われた時は『ああ、そう』って流してたんですけど、試合が終わった後には『お前、凄いな』って言いました」と佐藤も藤春のお告げに感服した様子。
「当たったやろ」と満足げだったという藤春の予言は今回が初めてではなく、過去に倉田秋が得点した試合でも事前に通達。今回で実に3度目だ。快速SBの次なる予言は果たして、いつ?
(G大阪担当 下薗昌記)
2014/11/24 19:32