囲み取材を受ける石﨑信弘監督が前節・磐田戦(第41節/2○0)の振り返りで、話が1点目につながった山田拓巳のクロスに及んだとき、「この前の磐田戦の1点目のクロスと、その前(第37節)の岡山戦のクロスは良かった」とともにアシストにつながった山田のクロスを称讃した。
山田はクロスの精度を課題にし、居残り練習でひたすらその精度を磨いてきたが、山田がクロス精度に悩んでいた時期に、石﨑監督が山田と競るようにクロスを上げたことがあった。「ワシのほうがよっぽど上手」と当時を回想し、「なあ、上手じゃったやろ? 」と周りの取材陣に同意を求めたが、返ってきたのは「もう抜かれたんじゃないですか?」というつれない返事。すると「まだ抜かれんじゃろう! 球にスピードはないかも分かんないけど、コースはちゃんと蹴れるんだから。『得点してください』というボールが蹴れるんじゃから」と反論。負けず嫌いな一面を見せていた。
(山形担当 佐藤円)
2014/11/19 18:50