10日にクラブから関根永悟の今季限りの契約満了が発表された。関根はチーム在籍10年目の最古参選手というだけでなく、アグレッシブにオーバーラップするハッスルプレーで観客を湧かし、ピッチ外では底抜けに明るいキャラクターで多くのサポーターに愛されてきた。
しかし、ここ2年はけがに泣かされ続け、出場機会も激減。それもあって契約満了はプロ選手として「仕方ない」と本人は話すものの、「正直言えば悔しい」というのが本音のようだ。しかし、これをもって関根がピッチで駆ける姿が見れなくなるわけではない。「切り替えて次の戦いに挑もうと思っている」と現役を続行する意思をすでに固め、「来季が始まるまではあがいてみる」と話す。視野に入れているカテゴリーは「J2かJ3の上を目指しているチーム。もしくはタイ(リーグ)」とあくまでもプロリーグでのプレーにこだわる。
33歳という年齢は決して若くはないが、20代後半でチームの主軸にのし上がった大器晩成型。「ここ2シーズン、(けがで)サッカーというサッカーをやっていなかった。だからサッカーをやって終わりたい。まだできる自信はある」とその闘志はまだ燃え尽きてはいない。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/11/12 18:14