27日の関西ステップアップリーグ・神戸戦(1△1)で先制点を決めたのは三根和起だ。40分に横谷繁からのパスを受けると、マークについた岩波拓也と競り合う中で前に出て、エリア内で倒されてPKを獲得。GK山本海人の守るゴールに左足で蹴り込んでネットを揺らしている。
同点に追い付かれた後半終了間際には、左サイドを突破した伊藤優汰のクロスをダイレクトで合わせてゴール!…かと思われたシュートは、ライン上でDFに阻まれてしまった。「運動量が落ちたし、最後の決めるところもそう。(課題は)たくさんあります」(三根)と悔やんでいる。一方で川勝良一監督は「前ほど競り負けなくなったし、(ゴールから遠い位置で仕事をしてから)ゴール前にも頑張って出て行こうとしている。特訓の成果が出てきた」と成長を認めている。
今季序盤はJ3のAC長野パルセイロに期限付き移籍していたが、ピッチに立ったのは交代出場の1試合だけ。6月に京都へ復帰後はJリーグ・アンダー22選抜にも招集されるようになり、そこで記録した11試合3得点という数字はチーム最多得点者だ。試合に出れる喜びを感じつつも「やっぱりサンガでゴールしたい。力になりたい」。三根はJ2の場での活躍を目指す。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/10/30 07:30