J1第27節と第28節が二週間空くために、仙台は11日にガンジュ岩手(東北社会人1部)と練習試合を行った。35分×2本、45分×2本の変則的な形式で、合計7-2。試合自体は非公開だったが、渡邉晋監督によれば「良い部分と悪い部分がそれぞれはっきりした試合」とのこと。「(前節の)FC東京戦で久しぶりに勝ったけれど、気を引き締めなければいけない部分も多かった。“やるべきことをやらなければ、やられる”という基本的なことの戒めにもなりました」(渡邉監督)と、得点できなかった1・2本目のように、反省点も多かった模様だ。
しかし負傷などで公式戦出場から離れていた選手は大きな刺激をチームにもたらしたようで、監督も特に3・4本目について「それまで試合から離れていた選手達がアグレッシブにプレーし、ゴールをたくさん生み出してくれました。これからの総力戦に向けていろいろなパワーをもたらしてくれるはず」と手ごたえを得た。
7月19日のJ1第15節・柏戦での負傷から復帰後初の実戦となった八反田康平は「問題なくプレーできました。最低でも7月の状態まで上げたい」と復調。6月1日のナビスコカップ・神戸戦以来となる90分出場を果たしたシュミット・ダニエルも「ファーストプレーから好感触を得られました。再び公式戦にもからみたい」と、終盤戦でのメンバー入りに向けて士気を高めている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/10/15 19:35