15日の全体練習が終わった後、青山敏弘はコーチを伴ってボールを蹴っていた。約30分が経ってクラブハウスへ引き上げてきた青山に話しを聞くと、「たまには自分らしいパスで寿人さんのゴールのアシストがしたいからね」と語る。
青山にとっては、佐藤寿人のゴールをアシストすることが自分のパフォーマンスを計るバロメーターになる。「それが出てくるようになれば、その他の部分も良くなってくるからね」と、青山は言った。
前夜に日本代表とブラジル代表の一戦を観戦したことも、青山を突き動かす。「まだテスト段階だと思うし、若い選手が多くて、すごく伸びしろを感じる。こっからだと思う」と、アギーレ新監督が率いる代表チームの印象を語る青山は、「そこに自分がいれれば一番いい」と11月の代表メンバー選出を睨んだ。
「ナビスコカップの決勝は見に来てくれると思う。そこ(代表)も目指してやっていきます」。ジャパンブルーのユニフォームを目指して青山は歩み始めた。
(広島担当 寺田弘幸)
2014/10/15 17:55