川崎Fからのアギーレジャパン”第一号”は小林悠だった。この日、10:00からの練習後に強化部からその一報を聞き「びっくりした」と本人は驚きを隠せなかった模様。
ブラジルW杯の直前に行われた国内組の合宿では招集を受けるも、負傷により辞退した苦い思い出がある。その悔しさは「もちろんある」と力強く口にした。
だが、そこから”A代表入り”という目標が本人の中で明確になったと言う。「初めて呼んでもらったときに、少しづつ近づいているなという感じはありました。フロンターレで結果を出すことがアピールにもつながると感じていたので、そこに集中して、ブラジルW杯の後もチームで結果を出すことに集中してやって来ました」と続けた。
そして本人にとって何よりもうれしいのが、高校時代のチームメートであるFC東京・太田宏介の選出。その知らせを聞くと「ホントですか!? うわ、めっちゃホッとした」と表情を一気に和らげた。「知っている人は誰もいないし、緊張するなと思っていたので…宏介がいるだけでだいぶ安心です」高校時代、同じチームで10番と11番をそれぞれ背負ったこの2人が、代表の舞台で再び共にプレーをする。古くからのファンにとっても喜ばしい知らせである。
「フロンターレを代表するという気持ちはもちろんあるので、頑張りたい」。異なる青のユニフォームを来て躍動する彼の姿を見るのが、今からでも待ち遠しい。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2014/10/01 16:26