昨日(9月30日)から気温がグッと下がり、朝から雨が降り続き、ピッチは水を含んでいた。万全ではないグラウンドでも、湯澤洋介は躍動。紅白戦ではカウンターから近藤祐介のパスをゴールに突き刺した。ややボールを持ちすぎるきらいはご愛嬌。それを補って余りあるドリブル突破を披露し、今節(第35節)の京都戦のスタメン獲得に向けて猛アピールを続けていた。
第15節の熊本戦以降、ゴールから遠ざかっている湯澤だが、第31節の東京V戦では絶妙なスルーパスを杉本真に通すなど、今までの“突貫小僧”のイメージとは違う色も出し始めている。「リズムが悪いときには、守備から入ろうと意識している」のも、新たな一面だろう。
前節の群馬戦ではチームとしての守備意識が足りずに後手に回っただけに、「自分から先手を取り、アクションを起こして、ボールを取れるようにしたい。自分が取れなくても、後ろの選手が取れれば良い」。良い攻撃を生むために、良い守備を体現するつもりだ。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/10/01 15:49