11月の中旬から負傷で戦列を離れていたMFカルリーニョス選手が11日、チーム練習に合流しました。翌12日もフルメニューを消化し、負傷の影響を感じさせない左足の正確なロングフィードを展開。同日の練習後、久しぶりにカルリーニョス選手へお話を聞きましたので、ご紹介します。
■MF 5 カルリーニョス選手コメント
――負傷で別メニューが続きましたが、11日からチームに合流しています。
「治療の期間は長かったけど、昨日から気持ちよくプレーできている。厳しいトレーニングを積んでフィジカルコンディションの面でも問題がないような状態に持っていきたい。選手たちからは負けなしでいることへの自信を感じる。自信を感じる瞬間は結果をモノにしたとき。自信を持ってプレーをしていても結果が出ないこともある。勝ち点3を得たときがやっていることは間違っていないと思える瞬間だと思う」
――これまで内容の良いゲームをしてきても、勝ち点を取れない試合がありましたが、コンスタントに勝ち点を取れている理由を外からどう感じていましたか?
「日本に来て、わりと早い段階で周りの選手から、『大宮はリーグの終盤に力を発揮する』と聞いていた。そのことを僕は不思議に思っていたんだけど、実際にそれが起こった。でもそれは好ましくない状況だと思う。どこに問題があるのか、それに目を向けて修正しなければならない。終盤に力を発揮するのではなく、もっと早くからその力を出さないといけない」
―― 一発勝負のカップ戦を勝ち抜くために必要なことは?
「集中力とバランスを保って戦うこと。90分間のゲームマネジメントが重要だ」
―― 一発勝負ではベンチメンバーの力も必要ですよね。
「本来は先発メンバー11人の選手で決着がつけば理想的な展開だ。もちろんベンチメンバーも必要とされれば出られる準備はできているという状態にはあるので、いつでも出場したときに持っているモノを発揮するだけ。(サポーターはカルリーニョス選手の活躍を期待していると思うが?)持っている力を発揮したい。そこは期待してほしい」
――4回戦の相手は川崎Fです。
「例えばホームゲームではチャンスがありながらも決め切れずに、彼らに2点を許してしまった。川崎Fには中村憲剛という素晴らしい選手もいるし、友人であるレナトもゴールを決めて調子が良いみたいだね。川崎Fは警戒すべき選手が多い。ケンゴにはスペースを与えてはいけない。実際の試合ではケンゴへ厳しくマークに行ったが、試合の主導権を握るためにも、彼を警戒する必要があったからだ」
――大宮サポーターへメッセージを。
「できるだけたくさんの大宮サポーターに来ていただいて、気迫のこもったゲームをしたいと思う。自分の強みは気持ちのこもったプレー。ハートの部分を見てほしい。一つひとつのプレーに魂を込めて戦うところは自分の持ち味だから。それを感じてほしい」
(大宮担当 郡司聡)
2012/12/12 20:10