リーグ戦の中断期間中、見る側もやる側も楽しんでいたのが、ペナルティーエリアでの1対1の練習。
相手をどう抜くか、交わすかに気を取られる選手たちに、柳下正明監督は、「交わさなくてもシュート!」と、あくまでゴールが目的であると気づかせていた。
田中亜土夢もその声に反応し、すぐに実践。「ゴールしないと勝てないし、きれいに打つだけでなく、コースが空いたらすぐ打つことも大事。それからずっと意識しています」と、シュート意識を高めている。
13日に行われるJ1第23節は相手が仙台だが「攻撃はリャン・ヨンギを中心に、両SBも上がってくる。そうさせないように、前からプレッシャーに行きたい。立ち上がりから押し込みたい」と気合十分だ。
右サイドハーフで出場すれば、元新潟の石川直樹と対峙する可能性が高い。試合当日の9月13日が石川直の誕生日であることを伝えると、「ゴールを決めて、試合の後で『プレゼント』って言ってあげたいですね」といたずらっぽく笑っていた。
(新潟担当 野本桂子)
2014/09/10 07:00