試合前日はシュート練習でトレーニングを締めくくるのが恒例だ。全員がサイドや中央からひとしきりゴールを狙い、田坂和昭監督が「あと3本決めたら終わろう」と声をかけてから3本目が決まった時点で終了。気持ちよく翌日の公式戦へと臨む。
実は最近、若狭大志の豪快なミドルシュートで練習が終わると、翌日の勝率が高いというジンクスが生まれつつある。第28節群馬戦(2○1)の前日も若狭のゴラッソで練習を終え、見事に勝ち点3をつかんだ。
しかし、当の若狭に直撃すると「え、『ゴラッソ』って何?」。ボケているのかと思ったがそうではなく、本当にその言葉を知らなかった。「エル・ゴラッソ」紙としてはショックを隠し切れないところだが、若狭はボキャブラリーが増えたと大喜び。試合が近づくたびに「今週も俺のゴラッソ行きますよ!」とドヤ顔で帰っていくようになった気鋭のCBに、練習だけでなく試合でも決めてほしいと、周囲は心底願っている
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/09/04 18:49