今週末のJ1第22節、C大阪がホームで迎え撃つ神戸には、昨季までC大阪で活躍していたファビオ・シンプリシオがいる。
C大阪に加入した2012年は中盤の落ち着き所としてC大阪のJ1残留に大きく貢献。昨季はトップ下としてアシストを量産し、4位フィニッシュの立役者となった。そんな彼から薫陶を受けたのが、同じ中盤でプレーしていた扇原貴宏だ。
シンプリシオについて扇原は、「ポジショニングもうまいし、ボールを失わない。どんな状況でも落ち着いてプレーしていたし、いるだけでボールが落ち着いた。ゲームをコントロールする力があった」と語る。「ただ、逆に言えば特長も分かる。しっかりとチーム全体で抑えたい。自由に持たせたらペースを握られる。起点を潰せるようにしたい」とも続けた。
また、扇原は、神戸の攻撃のキーマンである森岡亮太とは同い歳。「今季、活躍しているし、神戸が前半戦、好調だった要因だと思う。森岡を抑えることも大事になる」と、神戸の背番号10にも注意を払う。
神戸のパサー2人をどう抑えるか。中盤でのせめぎ合いも、この試合の見どころの一つとなる。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/08/26 19:22