前節、大宮戦で吉田恵監督就任後、リーグ戦初勝利(3○1)を挙げた鳥栖。リーグ戦再開後は複数得点が無かったが3得点とチームにとっては明るい材料の多い試合となった。特にインパクトが強かったのは水沼宏太の得点につながった豊田陽平のアシストだろう。池田圭もその話題になると「あの、高速シザースね!」と声のボリュームを挙げれば、水沼も「トヨくん(豊田)は自分で『低速シザース』と言っていたけどあれはすごかった」と感嘆の声を挙げたように選手たちの中でも話題になっているようだ。
豊田自身に得点はなくとも豊田が周りを生かす形も作り、結果的には2列目に入った、キム・ミヌ、水沼、池田がそろい踏みで得点を挙げた。池田も「自分もあの位置で出ているなら2ケタくらい(ゴールを)取らないと優勝は厳しい」とさらに得点への意識を強め、水沼も「一つ取れたことで満足せずにゴールなり、アシストでこの流れを続けていきたい」と話しており、2列目の選手たちには良い刺激が生まれている様子だった。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2014/08/26 17:51