前節・富山戦で移籍後初ゴールをあげた松下年宏。小池純輝からのクロスをファーで合わせた見事なヘディングシュートだった。クロスを上げた小池は「思ったより高くなってしまったのでGKにキャッチされるかと思った」そうだが、松下年は「(GKを)越えるとは思った」と信じて走り込んだ。その結果のゴールだった。
リーグ前半戦はSBが粘って折り返しても、誰も走り込んでいないシーンが見られた横浜FC。しかし、ここにきてクロスに合わせる人数や質に改善が見られる。松下年も「あれ(ゴールの場面)だけじゃなくて、すべてのクロスに対してアクションを起こしている」と話す。
次節は昇格プレーオフ圏内にいる千葉と勝ち点6差で迎える重要な直接対決。サイドの攻防はゲームの流れを決める重要な要素となることは間違いない。クロスの質とともに、それに対するアクションの質も見どころだ。
(横浜FC担当 村田亘)
2014/08/07 19:38