甲府が次戦で対戦する仙台の渡邉晋監督は、甲府で4シーズンプレーしたクラブのOB。甲府の元選手として初めてJ1の監督となった人物でもある。前回対戦時はアーノルド体制だったため、甲府と“渡邉ベガルタ”の対戦は第19節が初となる。
渡邉氏の甲府在籍は2000年までで、甲府14年目の石原克哉とも入れ違いだった。
渡邉監督から見て高校、大学の後輩に当たるのが盛田剛平だ。桐蔭学園高は入れ違いだったが、駒澤大では「イチ・ヨン(盛田選手が1年のときに、渡邉監督が4年)」の関係で、もちろん一緒にプレーもしたという。盛田は「賢い選手で、あとスーツ姿が良く似合うイケメン。人間的にもしっかりした方だから、指導者として絶対いいなと思っていた」と当時の渡邉先輩を振り返る。
逆に桐蔭学園高、駒澤大の1学年下に当たるのが小林慶行コーチ。こちらは「ちょっと人と違ったことを考えそう」(盛田)なキャラクターだという。
桐蔭学園高サッカー部は渡邉監督、小林コーチ以外にも指導者の道を選んだOBが多く、盛田と同期の米山篤志氏も東京23FCの監督を務めている。しかし盛田は38才にしてまだまだ現役バリバリ。引退後も「僕は指導者に向いてない」(盛田)と別の方向性を考えている様子だった。
(甲府担当 大島和人)
2014/08/05 18:30