盛田剛平は1999年にFWとしてプロ入りし、2006年にCBへ転向したキャリアの持ち主だ。しかし今季は大型のポストプレイヤー不在のチーム事情もあり、37歳にしてCBとCFの“二刀流”に取り組んでいる。15日の練習試合・G大阪戦ではゴールを記録。今日の紅白戦もCB、CFの両方でプレーするなど大忙しだった。
「FWへの未練はない」と語る一方で、「試合に出るということに関しての執着はあった」と話す盛田。彼は出場の機会が2倍に増えるということで、FW起用を前向きに受け止めているようだ。国立でゴールを決めれば、駒澤大の3年次に出場した97年のインカレ決勝以来とのこと。
とはいえ、温厚かつ謙虚で、威勢のいい“FWっぽいコメント”は苦手な『盛さん』。「期待してますよ」と声をかけたら照れ臭いようで、「期待しなくていい」という言葉と、スナップの効いた“裏拳”を返してきた。
(甲府担当 大島和人)
2014/02/28 11:40