ウルグアイ代表、W杯南アフリカ大会得点王のフォルランが小瀬にやってくる。ヴァンフォーレがJ2の最下位に沈み、存続の危機に見舞われていたころには考えられなかったことだろう。
城福浩監督はC大阪との対戦を前に、あらためて甲府がJ1にいることの重みと厳しさを口にする。
「僕らがJ1でいられるからこそ、そういう相手とやれるし、そういう選手が山梨に来る。われわれの条件下でJ1にいること、フォルランとやれることは当たり前じゃない」(城福監督)。
甲府は前節のG大阪戦(0●2)に敗れて、僅差とはいえ降格圏の16位に落ちてしまった。順位の近いクラブが有力選手を補強していることを考えると、残留争いの先行きは決して平坦ではない。
城福監督は「来年もそういうレベルの選手とやるためには、このステージにいなければいけない。それがどれだけ大変かということを、みんなで認識しながら戦いたい」とC大阪戦、そして残る19試合に向けた覚悟を語っていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/07/22 19:15